私がお仲間に入れていただいている「川柳ゼミ 青い実の会」の十周年記念大会が青森市のホテルで開かれ、私も会員として参加させていただいた。句会の度に投句された句が載せられている会報も120号を越え、時実新子主宰の「川柳大学」の青森ゼミとして3人の会員の方で始まった青い実の会は、今20人を超える句会となり。そして今回の十周年記念大会は青い実の会の初めての大会であるのにも関わらず、75名の方のご参加で大盛会となった。
私は、川柳を始めて間もないこの時期にこのグループの十周年に立ち会わせていただく事ができて、本当にラッキーなことであるなという気持ちを強くした。それは、青い実の会を通じて知った川柳の「薫り」というものが、間違いなく私が川柳に惹かれた大きな要因のひとつであり、その薫りで私が何か新たなものを感じて、川柳と写真を逢わせてみよう、ということを思いついた、ということであるからだ。
今回の私の大会の目的は、まず投句すること。その次に、アトラクションで菊池京の句と私の写真をあわせて、それを動画のようにフォトシネマのように少しだけ動きをつけたスライドショーを2本上映させてもらうことであった。
そのうちの一本は、句の作者菊池京による句の朗読を合わせた。披講で音で聴き、写真が現れ、そして文字を読んでもらう。川柳は音と字面で味わうという特性があるので、その二つを入れた上で写真を合わせるという、欲張りなことをしてみたかったのである。京さんの朗読は、句に合っていてとても素晴らしかった。
残念ながら私は演者であったので写真を撮れず、その時の様子の画像が手元にないが、参加者の皆さんに真剣にご覧いただき、励ましのお言葉をたくさんいただいて本当に嬉しかった。
正直、川柳人は私より全然大先輩ぱかりで、今初めて川柳を始めたばかりの者が写真をつけてスライドショーをいきなりお見せして、もしも失礼にあたったらどうしようであるとか、そこはさんざん悩んだところでもあり。しかし青い実の会に依頼されたことでもあり、私もいったん引き受けた以上、一生懸命やらせていただいた。
6月に初めて川柳をつくるまで、まったく川柳のことは知らなかったので、川柳を識っていくには多読多作しかないとはわかっていたが、多作はできそうになく、とにかく多読だけでもしなくてはと川柳の本を何冊も探して読みまくった。句集はもちろん、指南書や何人もの作者の句が読めるオムニバスもの。また諸先輩からいただく機関誌や会報もすべて目を通した。無論消化はできない、だってできる訳ない、川柳始めて3ヶ月だ。しかしとにかく未消化でもわからなくても読む事しかできない私なので、とにかく読んだ。
青森は、文芸川柳のメッカであり、文芸川柳は十七音の純文学だ。そして全国に名を馳せる川柳人があまたいらっしゃる。丸の内の丸善本店で手に取った本に青森の川柳人の名を何人も見る度、私はなんと恵まれた環境で川柳を始めてしまったのだろうと思う事もしばしばであった。
そういうことで、まったくもってにわか勉強もいいところであったがとにかく自分なりに川柳をイメージとしてとらえて、そのイメージを持ちながら菊池京とのコラボをスライドショーにし大先輩の方々にご覧いただけたことだけで、ああよかったなと嬉しいきもちばかりであった。機会を与えていただいた青い実の会の代表 工藤青夏さんはじめ会員の方々に本当に感謝した。そしてもちろん菊池京、京さんに多謝。彼女がいなければ、私の人生に川柳はまったくなかったのだから。
そしてあらためて川柳の素晴らしさを感じた。大先輩の方々の句が、とてつもなく瑞々しく自由奔放で何ものにもとらわれない句なのである。句を見ただけで年齢はまったくわからず、時には性別さえもわからない、その自由さ。私が考える狭小な男女論人生論、そんなものを軽やかに大ジャンプでひとっ飛びで越え、さらに遥か彼方に飛んでいく十七音を、私はただ憧れだけの心で口を開け見送るしかない。その自由さというものは、文芸をはじめとするクリエイティブなものだけがもつ、かけがえのないものではなかろうか。
以下、大会の雰囲気を少しだけスナップで。
作句風景。宿題のほか当日題の「席題」というのがある。
なので参加者はみな早めに会場入りをする。
これは「受付開始時間」の10分前。もうこの賑わい。
豪華商品多数。
「天位」というのは、その題で選者に一番に選ばれた句に与えられるもの。
菊池京と私のスライドショーのあとのメインのパフォーマンス。
会員の方3人による、台詞は川柳、その相聞だけの3人芝居。超盛り上がった。
川柳ゼミ「青い実の会」会員の女性川柳作家の方々とともに懇親会風景。
手前テーブル5人の中の中央が菊池京。その右隣が私、藤田めぐみ。
二次会の生バンドのお店で。オールディズナンバーで踊りまくる先輩方。
動きが超高速すぎて写真には気配しか写らない 笑。
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